
今、高齢者がブレーキとアクセルの踏み間違い・逆走など交通事故が多くなっています。
年をとってきて認知症や不注意、身体的な問題で運転能力が下がってきてしまうので本人だけでなく周りの家族も不安です。
自損事故ならまだいいかもしれませんが、第三者を巻き込んでしまうと取返しのつかないことになってしまいます。
そんな中で高齢者の中でも運転免許を返納する人が多くなってきました。
自分から進んで返納した人も、しぶしぶ返納した人もいると思います。
今回は、運転免許を返納した人は再取得することが出来るのか?
という事についてまとめていきます。

目次
運転免許を返納した後でも再取得はできる!
運転免許を返納した後でも再取得はできます。
高齢者の人で勇気をもって運転免許を返納した人もいると思います。
しかし、後になって・・・やっぱり運転免許を再取得したい!
と思う人もいますよね。
細かく言うと運転免許を返納した後に『再取得ができる』のですが、『返してはもらえない』のです。
1度自主返納してしまうと、同じ免許証は帰ってこないので注意が必要です。
免許を再取得する方法と注意点を見ていきましょう。
免許の再取得する方法は『自動車教習所に通い取得する』
運転免許を再取得する方法は『自動車教習所に通い取得』しなければなりません。
再取得は決して『返してもらえる』という事ではありません。
1度自主返納をすると、運転免許は無くなってしまいます。
なので、初めから運転免許を取得することになります。
運転免許を取得するには、あなたも知っていると思いますが自動車教習所に通うことになります。

高齢者の人が免許を返納したという事は、きっと30年~40年前に自動車教習所に通い取得していると思います。
1度取得しているからといってスムーズに取得できるとは言えないので、勉強して合格しないといけないです。
運転免許を返納した後に『再取得はできる』が『ただで返ってこない』という事です。
自主返納した運転免許を再取得するときの注意点!
再取得するときの注意点
●車の免許を再取得する費用はいくらかかる?
●学科と技能だけでなく、適性検査(視力・聴力・運動能力)がある
●運転免許を再取得をするときには、優遇措置はない
免許を自主返納した後に再取得するには、自動車教習所に通い取得しなければいけません。
再取得するときには注意点があります。
その注意点は費用・適性検査など高齢者の人で、厳しいことも中にはあるかもしれません。
それでは注意点を確認していきましょう。
車の免許を再取得する費用はいくらかかる?
運転免許を再取得するには、自動車教習所に通うことになるので費用がかかります。
取得する免許の種類によって費用は変わってくるのですが、普通免許(=四輪自動車)の場合は15万円~35万円前後となります。
なぜ、費用に差があるのかというと自動車教習所で取得する「教習所免許」・合宿で取得する「合宿免許」があるからです。
「教習所免許」で取得するときは35万円前後を考えておくといいと思います。
もちろん割引や自動車教習所ごとに費用に差があると思いますが。
それより安い費用で取得できるのは、「合宿免許」で15万円ぐらいとなります。
「合宿免許」はいっきに学科や技能を行うので余裕のある時間が必要です。
取得までの期間としては『2週間~9カ月』という期間があります。
「9ヶ月」という期間は、法律によって定められている期限となります。
教習がスタートしてから、卒業証明を取得するまでの最長期間です。

学科と技能だけでなく、適性検査(視力・聴力・運動能力)がある
高齢者の人が再取得するときには学科と技能だけではなく、適性検査(視力・聴力・運動能力)などの検査もあります。
何十年前に受けた学科の試験なので、忘れている事や勉強することに対しての抵抗もあるかもしれません。
しかし、今まで交通ルールを守って運転してきた人なら学科は問題ないと思います。
まったく知らない初心者より、実際に運転して経験がある人とでは大きく差があと思うので。
また、技能についてもいままでずっと運転してきたので特に問題は無いと思います。
技能も関係あるのですが、免許取得の時には適性検査(視力・聴力・運動能力)があります。
きっと、高齢者の人で運転免許を返納した人は何かしら運転に自信がなかったり・運動能力低下などの原因があったと思います。
自分ではそう思わなくても、家族や周りから免許返納を進められた人は少なからず危険と思われるような運転だったのでしょう。
知識や技術があっても身体の問題で適性検査(視力・聴力・運動能力)がなかったら、運転することが出来ません。
学科だけではなく技能や適性検査(視力・聴力・運動能力)があることを忘れずに注意しておきましょう。
運転免許を再取得をするときには、優遇措置はない
運転免許を再取得するときに優遇措置は全くありません。
本当に一から再取得になります。
運転免許を返納した後は『無免許』になるので、無事に再取得することが出来たら初めは初心者マークになります。
自動車教習所に通うときにも、『免許を持っていたから!』と言って何も優遇されることは無いので注意しましょう。
初めて運転免許を取得しに来ている人とまったく同じ扱いで、学科・技能・試験と進んでいきます。
免許返納後に高齢者が再取得するデメリット
再取得する場合のデメリット
●交通事故を起こす可能性がある
●免許返納することによる特典がなくなる!
●免許返納をしたのに、再取得にまた費用がかかる
●車を所有するなら維持費がかかってくる
高齢者が運転免許を返納した後に再取得する場合にはデメリットがあります。
1度免許返納した時にメリットとして言われたかもしれませんが、再取得する場合はデメリットに変わります。
1番のデメリットは交通事故にあう可能性や家族の心配です。
それでは免許返納した後に再取得するときのデメリットを見ていきましょう。
交通事故を起こす可能性がある
高齢者の人で免許返納する大きな理由として『交通事故にあう・おこす可能性がある』という事があります。
運転免許を再取得することで、『交通事故の可能性』が高くなります。
もちろん、高齢者だけが交通事故を起こすというわけではないです。
しかし、最近高齢者の交通事故のニュースが多く報道されています。
高齢者の交通事故・違反
●アクセルとブレーキの踏み間違い
●不注意で人ごみに突っ込む
●信号無視の事故
●高速や道路を逆走
きっと免許返納を1度した人は、きっと運転に自信がなくなった・年をとることで心身的な問題を実感しているからこそ返納していると思います。
もちろん、単純に車を使わなくなったという人もいると思いますが。
交通事故という点でいえば、最悪『自損事故』なら自分の問題でいいかもしれません。
しかし、第三者の人を巻き込んで事故を起こしてしまうと取返しのつかないことになります。
相手の人生・自分の人生・家族の人生まで関わってきます。
免許返納をした後に再取得をする人は慎重に検討して下さいね。
免許返納することによる特典がなくなる!
免許返納をすることで様々な特典があります。
この特典は各地方によって異なるのですが、かなりお得になものです。
特典の例
●温泉施設の割引
●市営バスの乗車運賃
●引越し料金の割引
●補聴器等割引
●美術館の入園料割引
●タクシーの乗車運賃割引
移動手段として使用していた車が使うことが出来なくなるので、移動手段のバスやタクシーの割引はうれしいですね。
しかし、免許の再取得するとこのさまざまな特典は使用することができません。
車を運転することで交通事故の可能性が高くなることを含め、お得な特典を手放すのはデメリットになります。
基本的に特典は、各地方が高齢者に必要で得することを特典にしているのでもったいないことになります。

免許返納をしたのに、再取得にまた費用がかかる
運転免許を返納すると、再取得するときは自動車教習所に通うことになります。
なので運転免許取得するために、費用がかかってしまいます。
運転免許を2度取得する費用と時間を考えるとデメリットになります。
初めて運転免許を取得する人は、費用がかかっても気にならないのですが・・・
高齢者の人が勇気を出して自主返納したのに、お金を払ってまでまた取得するの?
と思ってしまいます。
自動車教習所も15万円~35万円前後と安くないです。
再取得するときには費用のこと、維持費、これからのことを周りの家族などに相談して取得しましょう。
車を所有するなら維持費がかかってくる
運転免許を再取得して、車を所有することになる人は『車の維持費』がかかってきます。
免許返納した後、車を所有していない人は免許取得・車の維持費・車購入など多くの費用がかかることになります。
年金生活と財産が多くあり余裕のある人は費用は気にならないかもしれませんが、再取得には必ず多くの費用がかかるので確認しましょう。

1年間に必ずかかってくる『確定維持費』とガソリン代などの『変動維持費』に分けて考えていきましょう。
今まで何となく維持してきた人は、改めて確認すると高いことに驚くかもしれません。
1年間の車維持費
コンパクトカー(1.5l) | 1年あたりの費用 | |
確定維持費 | 月額駐車場代 | 60,000円(月5,000円) |
自動車税 | 34,500円 | |
自動車重量税 | 16,400円 | |
自賠責保険 | 12,800円 | |
任意保険 | 50,000円 | |
車検費用(メンテ含む) | 50,000円 | |
変動維持費 | ガソリン代 | 96,000円(月8,000円) |
メンテナンス&修理代 | 50,000円 | |
合計 | 369,700円 |
年間の維持費として、約37万円もかかるんです。
もちろん、車が古くその他のメンテナンスや修理費がかかる場合相当な金額アップすることになります。
車で移動することで、出先の駐車場や衝動買いなどを含めるとさらにアップすることになるので年間を通して結構かかっているんです。
年金だけの暮らしでは、車を維持すること・再取得することは厳しいかも知れませんね。
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あなたは勇気を出して免許返納をしたのに、再取得しますか?
運転免許を返納した後に再取得できるのか、をまとめてきました。
免許の再取得はできるのですが、注意点やデメリットも多くあります。
きっと免許返納は勇気がいることだと思います。
免許返納をしない人
●わざわざ返納しなくていいのでは?
●今まで持っていたものだから、返納したくない。
●私は大丈夫!と思ている。
免許返納をするときに自分から進んで返納、家族からのすすめで返納した人といろんな環境と状況があったと思います。
再取得するデメリットとして、費用と事故にあう可能性があります。
再取得が簡単に費用もかからないなら、いいと思います。
しかし、再取得には多くの費用と時間がかかることになります。
他にも1番は『事故にあう可能性』が高くなることが不安です。
家族の心配が大きく、万が一事故を起こしてしまったら・・・

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